連載 #11 「美術館でワークショップをしたはなし」

2024年5月10日

倉田紗希

段々と暑くなり、夏の訪れを感じますね!
春休みやゴールデンウィークもありましたが、皆さんはどんな風に過ごされましたか?
またワークショップでみんなの思い出を聞かせてくださいね。

私たちはと言うと、4月末からGWにかけて、連日様々な場所でワークショップを開催していました!

テーマが異なるワークショップのため、日々材料の準備に追われていました!

こんな風にノコギリで木をカットして、みんなに使ってもらう木の準備をしたり…

1つ1つ材料をカットして、色々な大きさを組み合わせられるよう工夫しました。
準備に時間がかかりますが、子どもたちの創造性を刺激できるよう、大切にしているひと手間です。

カット後の木材。

さて、話を戻して。

今回は連日ワークショップを開催した中で、1番暑い1日だったTAROマルシェの様子をご紹介します!

TAROマルシェとは、川崎市にある岡本太郎美術館が主催する、TARO賞入選作家による野外イベントです。沢山のフードトラックやイベントブースが出展し、今回は4年ぶりに開催されました!

前回のブログ、「TARO賞展のはなし」でも紹介しましたが、弊社メンバーの野村絵梨が岡本太郎賞に入選しました。今回は、そのご縁でイベントに参加させて頂けることになりました!

美術館でワークショップをする事は私たちの目標の1つだったので、お話を頂きとても嬉しかったです!!

夏のような暑さ、、でも子どもたちはへっちゃら!

Nendouのブースはこんな感じ。

物販も行いました。オリジナルTシャツやステッカー、作品の販売です。

この日はとても暑く、夏のような天気でした。
こんな日なのでお客さんがいらっしゃらないのでは…と心配でしたが飛び込みで沢山のお客さんに来ていただき、一時は満席を頂くことも!!

粘土を捏ねる様子が、子どもたちのインスピレーションを刺激するようで
「作りたい!!」「粘土やりたい!」と沢山のお友達が遊びにきてくれました。

この日は、「わくわくこいのぼりを作ろう!!」がテーマでした。

試作でめちゃくちゃ可愛いのができました。(野村作)
今回は、普段子どもたちが触れないような珍しい材料を使ってみよう、という事で
こいのぼりの芯材には「スタイロフォーム」という水より軽い素材を使っています。

弊社の野村が、普段の作家業でも作品にスタイロフォームを使っています。今回は、制作の際に出た端材を材料として活用しました。
普段あまり触れ合うことのない素材に、子どもたちも「これなに??」と興味津々で沢山質問してくれました。

↑取り付け方を相談してくれたお子さんの作品。磁石の位置を変えて、棒に対して並行に取り付けた。

この作品は、芯材にマグネットを取り付けて棒にひっつける仕組みになっているのですが、「ここにこう引っ付けたいけど、つけられないかな?」と相談してくれるお子さんもいました。

のぼりだから、棒に対してスタイロフォームを垂直に取り付けることに全く疑問を持っていませんでしたが、こういう向きでパーツを取り付けるのも素敵だなと、子どもたちのアイデアに関心しました。

こちら↑の写真は、岡本太郎ファンのお子さんの作品。
それぞれののぼりにタイトルをつけてくれました。下ののぼりのタイトルは、「森林と太陽」。
マーブルの粘土で絵画のように表現していて、自分の美的センスをしっかりと持っているお子さんだなと感じました。

上の顔の彫刻は、お父さんに制作を依頼して、素敵な共同作品ができていました!

岡本太郎インスピレーションの表情が素晴らしいです。

会場では、他の作家さんもワークショップブースを出したり、中央のステージでは太刀のショーや吹奏楽やアカペラのライブが行われておりとても賑わっていました。

他の作家さんのブースも、とても面白そうで大人の私たちもワクワクするようなものばかりでした!(ブースに伺えなかったのが残念です。。!)

学芸員の皆さま、関わってくださったみなさま、本当にありがとうございました。

他にも初めて参加させて頂く会場もあり、思い出や気づきのあるGWでした。

これはそのうちの1つ( ‘∂’ )↑また、ご紹介していきますのでお楽しみに✴︎