連載#05「友達に絵を贈ったはなし」

2023年8月21日

倉田紗希

倉田です。毎日暑くてたまらないですね!

暑すぎて、私は最近家に籠もりがちです。みなさんはどう過ごされていますか?

最近ふと考えたのですが、小学生の時にやっていた自由研究を大人になった今やると、また楽しそうですよね。

大人になって改めて気になったことや、役に立つことではないけれど知りたいことをじっくり調べてまとめてみる。

私は友人と交代で植物の成長記録をつけたり、小さい時に好きだった穴掘りをもう1度やってみても面白そうだな〜と考えています!

さて、雑談はこの辺にして。

今回のブログでは、Nendouの活動以外に個人で行っている、最近の制作活動について少し書こうと思います。私は元々彫刻科出身ですが、今は立体制作ではなく油絵の具で絵を描いています。

油絵の具は、溶き油や絵具の匂いが強いためとにかく換気が大事!!以前は、当時住んでいたワンルームで絵を描いていましたが、夏は換気ができず油絵の具を使った際は頭がクラクラしたので使わないようにしていました。

その時は水で溶くアクリル絵の具で描いていました。

自宅で制作していた時の様子

最近は換気設備のある作業場を使えているので、油絵でもアクリルでも粘土でも何でもこい!
快適に制作できています。

環境は大事ですね〜

最近描いたものだと、9月に展示する絵や、その他に小さめサイズの絵を制作していました。

個人的に嬉しかったのが、最近結婚した友人に絵を贈ったことです。

結婚後に住み始めた家の玄関が寂しくて、絵を飾りたいと思っていたそうです。

そこで、私に描いてほしいと依頼してくれました!

赤ちゃんの頃から一緒に過ごしてきた友人で、自分にできる事で何かお祝いしたいと考えていたので依頼してもらい嬉しかったです。

「バカンスっぽい感じで」というざっくりしたオーダーのもと制作しました。

マイペースで癒やし系の友人らしいテーマだなあと思いつつ、ざっくりしすぎて困った部分もありました笑

絵のイメージが湧かず画面の上で消したり乗せたりを繰り返していると、そのうち、だんだんイメージが固まっていき形にできました。

友人と私の地元の海と、そこに生えている松の木をモチーフにしました!

友人は引っ越して離れた場所に住んでいるので、これを見て生まれた場所の風景を思い出してほしいです。

完成した絵の一部。筆跡が綺麗。友達が大事にしている文鳥も遠くにいる。

油絵は絵の具が乾くまで時間がかかります。絵の具が乾いていない状態で(生乾きの状態と言う)、絵の具を混ぜながら描いていく表現もでき、そこまで乾燥に焦らなくていい点も気に入っています。

生乾き状態で描いた時の、隣の色と混ざりあう瞬間は粘土を捏ねるような感覚に少し似ているかもしれません。

乗せたり消したりを繰り返して、画面が混沌としてきた!ここからが制作の楽しい所。

後日友達に会い、絵を渡しました。

箱を開けた瞬間、喜んでくれた顔がわかりました。嬉しくて、「グッ。」と小さくガッツしてしまいました。

色々あると思うけど、この絵と一緒に楽しい毎日を過ごしてほしいです!!!