連載#07「地元で展示をしたはなし」

2023年10月24日

ono

 倉田です。ついこの前まで暑かったのに、秋のひんやりした空気を感じられる季節になってきましたね!ごはんも美味しくて粘道スタッフもますますパワーアップしています。

さて、以前Nendouのインスタグラムでも投稿したのですが、9月に地元で作品の展示をしてきました!今回の展示は、私の出身高校の記念行事に伴う企画の一つでした。

記念行事は、作品展示の他にステージでの式典、現役の高校生のパフォーマンスや講演などの企画で構成されています。

作品展示は、高校の美術部のOB・OGが世代を超えて集まり、一緒に展示を行います。

私の恩師や、恩師の恩師、現役の高校生など同じ高校の美術部出身者が世代を超えて一緒にするという、とても珍しい展示です。タイミングが合わないとできない事なので、作品を展示するのももちろんですが、どんな人と会えるのか、話ができるのか。お話を頂いた時からワクワクしていました!

恩師と久々に再会

 何とか作品を会場に発送し、数日後、私も現場に向かいました。東京から直接会場に向かい到着すると、すぐ搬入作業(作品を壁にかけたり、作品を照らす照明などを設置し展示空間を作る)を行いました。

会場に入ってすぐ、恩師に会うことができました。高校卒業後、何回か会っていたものの約10年振りの再会に込み上げるような嬉し〜い気持ちになりました。私の他に、20名程の方が展示作業に参加し、みんなで協力しながら作業を進めていきます。

同じ美術部出身とはいえ、ほとんどの方が初対面どうし。「何期生ですか?」「私は〇〇(素材名)で作品を作ってます」というやりとりが、色々な所から聞こえてきます。

みんなで協力しながら設置作業を進め、その間に色々な人と話をすることができました。

搬入が終わった頃には初対面の緊張もほぐれ、もっと話をしてみたいという気持ちでした。

展示作業のビフォーアフター

「もうちょっと右上がりで!」みんなで絵が平行に壁掛けされているかチェックし、微調整していきます

色々な人の道のり

 会期が始まりました。高校時代の他教科でお世話になった先生や、友人など色々な方が見にきてくださいました。

Nendouの上野村ワークショップでお世話になった、習志野商工会議所のお2人からお花をいただきました!!めちゃくちゃ嬉しかったです!

私は会場に1日いたのですが、その間、他に在廊されている作家さんと話をすることができました。

同じ美術部出身とはいえ、大学での専攻やその後の人生も(当たり前だけど)本当に様々な方がいらっしゃいました。大学卒業後、就職してから独立し靴のブランドを立ち上げた方、大学の先生と作家活動をしている方、美術大学には進まなかったが就職した後で再び絵を描きたいと思い今は美大に通っている方など、高校の時から現在までどんな道のりだったのか話を伺えました。

 私も前職をやめ、今は作家活動とNendouのメンバーとしての活動、2つ行っていますが自分のこれからについても改めて考える機会になりました。

今回出品したのは、F100号という162cm×130cmの比較的大きめサイズの絵。最近何回か大きい絵を描いて、大きさへの戸惑いのようなものがなくなってきて、思いっきり描けるようになってきて嬉しいです。キャンバスも手を痛めすぎず張れるようになってきました!

これからも頑張っていこうと思います!

展示風景。角にあるのが倉田の絵です。絵画だけでなく陶器の立体作品などもありました。