連載#06「ものづくりと展示のはなし」

2023年9月25日

ono

第6回目の更新です。今回は野村が担当します!9月になっても暑さがなかなか抜けないですね。最近は、毎日朝から晩までずーっとアトリエにこもって作品を作っています。

Nendou秋休み

実は、9月10日のトンカラスキームさんでのワークショップを最後に、ねんどワークショップは2ヶ月弱ほどお休みをいただいています。

普段、それぞれ作家業をしている倉田と野村ですが、9月から11月までお互いの作品展示が続いているため、今回思いきって制作に専念させていただくことになりました。その間に作家業をしっかりとやって、パワーアップしてふたりともNendouに戻ってきます。11月になったら通常通りワークショップを再開しますので、少しだけお待ちいただけたら嬉しいです!

個展の準備中

私は10/20〜11/25の間、銀座と神保町の2会場で個展を開催します!以前絵画の個展を開催したことはあるのですが、彫刻の個展は初めてなので、とっても緊張しつつ、楽しみでもあります。

今回展示に出す作品は、全て私の家の生活空間にあるものを元に作ったものです。飲みかけのマグカップ、ダンボール、空き缶、ごみ袋など、普段目に留めないようなものも、たくさん作って展示しています。

コロコロがモデルになっている作品

コロコロがモデルになっている作品

彫刻を見た方から、これはどんな素材で、どうやって作っているの?とよく聞かれます。私が彫刻の素材として使っているのは、主にスタイロフォームという、密度の高い発泡スチロールのような素材です。建築の断熱材に使われる事が多いので、見たことがある方もいるかもしれません。この素材は軽くやわらかいので、カッターや紙やすりで簡単に削ることができます。

3DCGで立体のスケッチを作り、それを参考にしながら、スタイロフォームを塊から削りだしていきます。削って作るという点では石彫や木彫と共通点がありますが、足りないところや欠けてしまった部分を接着して自由に付け足せるという点では、粘土と似ているかもしれません。

近々、作品を制作しているアトリエをお見せするイベントも、ひっそりと計画中です。アトリエには制作に使う道具や素材、作品など、普段日常生活ではあまり見ないようなものがたくさんあります。ちょっぴり非日常的な感覚を味わえる場所なので、大人の方も、お子さんも楽しんでいただけるのでは、と思っています。

現在滞在制作しているアトリエ

現在滞在制作しているアトリエ

公開する日程など、詳細が決まり次第インスタグラムで告知します!

展示では、面白いものがいっぱい見れるはず。10月11月はぜひ銀座と神保町に、遊びに来てくださいね。

【展示詳細】

野村絵梨 『垢も身のうち』
会期:2023 年 10 月 20 日(金) ‒ 11 月 25 日(土)
オープニングレセプション:10 月 20 日(金)16:00-19:00 会場:WADA GAROU TOKYO Lab.

個展の案内DM表
個展の案内DM裏

◆第 1 会場:WADA GAROU TOKYO Lab.
営業時間:火〜日 13:00 – 18:30(休廊日:月・祝)
〒104-0061 東京都中央区銀座 3-5-16 マツザワ第 8 ビル 2F/3F
Tel/Fax:03-6263-2404 / Email:info@wadagarou.com / www.wadagarou.com

◆第 2 会場:AMMON TOKYO
営業時間:月〜日 10:00 – 18:30(休廊日:祝)
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町 2-11-4
メゾン・ド・ヴィレ神田神保町 1F (神保町さくら通り)
Tel/Fax:03-6261-0018 / Email:info@ammon.co.jp / www.ammon.co.jp