連載#01「はじめまして!」自己紹介

2023年4月12日

野村絵梨・倉田紗希

はじめまして!4月からNendouの新メンバーに加わった、倉田 (左) と野村 (右) です。 2人とも、小さい頃からものづくりが好きで、東京藝術大学で彫刻を専攻し美術を学んでいました。

再会から働くまで

2人は大学時代の同期。卒業後は倉田は会社員に、野村は美術作家として進むために渡独するなどそれぞれ別の道へ進んでいましたが、倉田が退職後のタイミングで野村と再会。いろいろなご縁があり、この度Nendouに加入しました!

大学で粘土・木・石・鉄に触れる

 皆さんは、彫刻科ではどんな事を学ぶと思いますか?彫刻という言葉も硬い感じだし、あまり馴染みがないですよね。

大まかに説明すると、色々な素材を使って、立体的な作品を作る方法や考え方を学びます。私たち2人も、粘土・木・石・鉄などの素材に触れ、作品制作をしてきました。

学生時代、野村は石を、倉田は木を主な素材として使っていました。

石にも木にも目があり、加工する時に切りやすい方向とそうでない方向があります。

化石が出てきたり、乾燥で割れてしまったり..自然物だからこそ予想がつかない部分もあります。

しかし、そういった部分が面白くチェーンソーやノミで格闘しながら制作する事は、体力もつきましたし、なかなかできない貴重な経験でした。

Nendouでは粘土を主に使いますが、それだけでなく様々な素材に触れる楽しさや、色々な道具の使い方もお伝えできたらと考えています♬

制作を続けるきっかけ

倉田:私は両親が共働きで、幼少期の多くの時間を祖父と過ごしました。

祖父は、元・生物の先生でちょうちょの絵や花の絵を書くのがとても上手で、幼いながらに、こんなリアルで上手な絵もかけるんだ・・!と衝撃を受けたのを覚えています。

小学生時代に粘土で作った自転車

そこからは祖父と一緒に大好きなポケモンやキャラクターの絵をひたすらトレースして、家がトレース工場のようになったりもしました。

祖父は、作りたいという気持ちを大事にしてくれる人で、庭に大きな穴を掘りたいとか、小屋を作りたいと私がアイデアを出すと、材料のアドバイスをくれて一緒に買い出しをしてくれたり手助けをしてくれ、出来上がったらものすごく褒めてくれました。(今思うと、大した出来ではなくても)

私は、とても嬉しく、さらにノリノリでものづくりに没頭するようになりました。

今思うと、その時の嬉しくわくわくした気持ちが根っこの部分にあり、作り続けるきっかけになっています。

藁と土で作った作品と、隣に横たわる倉田

Nendouの活動では、ワークショップに参加された方が、日常で味わうものとはまた違う達成感や、作って嬉しかった思い出を持ち帰ってもらえたらなと考えています。

野村:私は一人っ子で、どちらかというと内向的な性格の子供でした。外にみんなで遊びに行くよりも、一人で黙々とものをつくったり、きれいな石ころや虫をじっと観察するのが好きな子供でした。

子供の時に描いた強いねこの絵

私のものづくり好きがヒートアップしたのは小学生の時でした。

1年生から3年生ごろまで、工作を作るたびに学校に持っていっていました。工作を先生に見せると教室の後ろに飾ってくれて、皆に喜んでもらえるのがとても誇らしく、嬉しかったのを覚えています。

その時素材にしていたのは、段ボールやセロテープ、スポンジや輪ゴム、ラップやアルミホイルなど身近にある日用品でした。日用品が工夫によって、動物や植物、ミニチュアやクリスマスツリーなど様々なものに姿を変えるのが魔法のようで、子供ながらにとても不思議で夢中になっていました。

両親のスーパーの買い物などに付いていった際、あっこれは〇〇になるかも、これは〇〇に見えるかな、と自分なりに見立てて想像するのも一つの楽しみでした。

 

Nendouでは皆さんと一緒にたくさん手を動かして、ものづくりをして行きたいです!

よろしくお願いします!

大理石を彫る野村
撮影場所:アートファクトリー城南島

2人の日々の活動

Nendouでの活動だけでなく、個人でもそれぞれアトリエを貸り作品を制作しています。
野村は日常の風景からインスピレーションを得た彫刻を、倉田は絵画を制作しています。
制作した作品は、展示会やSNS等で発表するのですが、

日々の制作での笑える失敗や驚きも、皆さんにシェアできればと思っています!

Nendouでは、ワークショップの運営など、この2人がメインに担当します。
制作のこと、生活のこと、皆さんが最近はまっている事などお話もしつつ、一緒に楽しく手を動かせたらと考えています。

こんな企画あったら面白そう、こういう事できないかな?そんな声がありましたら、ぜひ教えてください!