コミュニケーション機会としての粘土細工。共有体験が人をつなげる。

場所
コミュニティスペース 元住吉となりの.
開催日
2020年11月14日

概要

コミュニティスペース「元住吉 となりの.」にて、マンション内の交流イベントのひとつとして、ワークショップを開催しました。
今回は、ご家族1組と大学生1名にご参加いただき、和気藹々とした雰囲気のもと、小麦粘土を使用し、好きな食べ物を作っていただきました。

ワークショップを通して、話題の中心にいたのが、粘土細工が大好きな、2歳のサキちゃんでした。大好きというだけあり、慣れた粘土さばきには目を見張るものがありました。そして、そのサキちゃんが、パパやママと会話を重ねながら、作品を作り上げていく光景が微笑ましく印象的でした。
時間が進むにつれて、パパとママも自分の作品づくりに熱中しはじめると、集中力の限界を迎えたサキちゃんは、作り上げてきた粘土をごちゃ混ぜに。その結果、なんとも独創的な食べ物が完成しました。

作品が完成した後も、お互いの作品を眺めながら、しばらく会話を続けていらっしゃいました。少人数での開催であったことや共通の体験をしたことによる効果なのかもしれません。

参加者の声

2歳児のパパ
住民同士のコミュニケーション機会として、とても相性が良いと思いました。子供も参加できるのが嬉しいです。

20代大学生
イメージを形として表現するのがとても難しかった。想像以上に没頭してしまい、あっという間に30分だった。

2歳児のママ
子供と一緒に楽しめるのが良いです。気がついたら熱中してしまいました。自宅でもこっそりやってしまいそうです。

ワークショップの様子

編集後記

今回は、就職活動中の大学生も参加してくださり、いろいろなお話を伺うことができました。私自身、20代の方にとっては、粘土細工は縁遠いものであると同時に、興味関心を示さないのではないかと勝手に思い込んでいました。
しかし、彼の話を聞く限り、ものづくりが得意な友達、実際に趣味として、各種創作に取り組んでいる友達も少なくないとのことでした。
考えてみれば、就職活動自体、否が応でも自分と向き合わなければいけませんし、試行錯誤の連続でもあるわけです。何か手がかりを掴んでいただくべく、就職活動生向けのプログラムも考えてみることにします。(大野)