体験から学ぶ。馴染みのない粘土細工だからこその試行錯誤。

場所
シェアオフィス WAW日本橋
開催日
2020年10月21日

概要

3週間にわたり開催してきた、社会人向けワークショップの最終回が行われました。今回は、30代から50代までの、長年人事採用コンサルタントとしてご活躍されてきている方や成長企業のプロジェクトマネージャー、商業施設を手がける建築家の方にもお集まりいただきました。

ウォーミングアップも兼ねて、自分自身を表現する漢字一文を黒色粘土で作っていただき、それをもとに自己紹介をしていただきました。場があたたまったところで、プログラム本編スタート。
今回のテーマはチキンライス。前回に引き続き、使用色5色のみ、工具2種類とした上で、時間設定を35分と5分短縮し実施しました。
当初想定していた米粒をどう表現するか‥という点に加え、チキンライス特有の色をどのようにして作り上げるか‥という点で、試行錯誤をされていました。

今回は、より具体的な改善提案をいただくことができました。目的や狙い、場面に合わせて、様々な活用可能性を掴んでいただけたこと、その反面テーマ設定を明確にしないと、参加者によって、気づきや学びにバラツキが出たり、消化不良を起こしてしまうということに気づかされました。

3週間にわたり会場をご提供いただいた、WAW日本橋の関係者の皆様、ありがとうございました。

参加者の声

30代 プロジェクトマネージャー Kさん
レゴワークショップやスクラムのトレーニングなど、時間内に何かを作るという取り組みはやったことがありましたが、ただ作るだけでなく、ほぼ初めて触る粘土を用いて、ひとつのものを完成させるところに特徴があると思いました。

50代 HRコンサルタント Iさん
想定した以上に、面白くて集中できるワークショップでした。学びも多く、様々な場面で活用できそうだと感じました。一方で、受講者レベルに依存してしまうため、意図を明確にしたワークに仕立てておいたほうが、幅広く展開できるのではないでしょうか。

30代 人事コンサルタント Nさん
久しぶりに粘土を触り無心で作業できたのは、有意義な経験でした。今後どう発展させていくかですね。リピーターの方には、グループワークのリーダー役を務めてもらうなど、ステップアップできるようなプログラムも可能かと思いました。リピーター割引などもあるといいかもしれません。

40代 経営コンサルタント Kさん
粘道の活動については、SNSなどで目にしていましたが、何が面白いんだろうと内心思っていました。
いやー、面白ですね!すっかりのめり込んでしまいました。チームビルディングの醸成や採用選考場面での活用イメージも膨らみました。

ワークショップの様子

編集後記

社会人向けワークショップを終えて、企業研修としても実現可能であることが確認できたことは大きな収穫です。一方、企業研修となると、参加者の意識にもばらつきがあるでしょうし、粘土細工を用いることに対し半信半疑な方もいることでしょう。企業提案に向けて、内容を充実させるにあたっては、プログラムの冒頭部分で、参加者に対して何を伝え、どう動機付けるのかが肝であり、ひと工夫しなければいけないことに気づかされました。(大野)